[第4章-1] 写真を撮ること=選択すること

機材選びから始まって、被写体を選ぶこと、露出、構図などの表現方法を選ぶことなど、写真を撮ることは選択の連続とも言える。機材選びだけを考えてもフィルムカメラなのかデジカメなのか、メーカー、具体的な機種、レンズとの組み合わせなど、中古~現行機種まで含めると、その組み合わせは無限に近い。

無限に近い選択肢の中から、その時の表現に必要な組み合わせを決定することから写真撮影は始まる。場合によっては、消去法的な選択方法になってしまうこともあり得るし、様々な事情により、本来沢山あるはずの選択肢が一つや二つに限られてしまう場合もある。